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タビオネットワークシステム

お店の隣に工場があるシステム

私たちは、お客様がご要望されるバラエティ溢れる靴下を、即座にご提供する体制を築いてまいりました。 「お店の隣に工場がある」ような画期的なシステム、それがタビオネットワークシステムです。

他のファッションアイテムと同じように、靴下のトレンドもめまぐるしく移り変わります。 従来は、企画を始めてから商品がお店に届くまで、1~2ヵ月の期間が必要とされてきました。これではせっかく商品を企画しても、お店に並ぶ頃にはトレンドも変わってしまい、お客様が本当に欲しい時に商品をご提供することができません。また10足アソート単位で商品の受発注を行うため、売れ筋のカラー違いの商品が在庫となり、お店の経営を圧迫していました。

お客様が本当に欲しい商品を、お店に在庫を残さずに提供するにはどうしたら良いか。 最も理想的な方法は、企画段階で販売数量を完全に予測してしまうことですが、それは天気予報を完全に言い当てるより難しいことです。そこで試行錯誤の上にたどり着いたのが、お店で売れた商品を完全に把握し、1足単位で即座に補充する体制でした。

この体制を実現するには、キメの細かい商品フォローとスピードが要求されます。私たちは、染色工場、編立て工場(ニッター)、物流センター、店舗、そしてタビオにいたるすべての段階でお店の販売情報を共有することにより、それぞれの工程が独自に、必要な素材や生産数量を判断できるようにしました。お店には原則1、2日で商品を納入。物流センターに在庫がなくても1週間で、商品をお客様にお届けすることが可能になりました。

システムを支えるサムライたち

システムは、それぞれの企業風土・規模に適したものを導入しなければ上手く機能しません。このシステムを支えるのは、寝ても覚めても店頭と呼吸をひとつに合わせ、お客様のご要望にお応えできるよう努力している関係会社の「サムライ」たちです。

タビオネットワークシステムが現在の形にたどり着けたのは、グループ同士の信頼関係を長年にわたって醸成してきた結果です。 こうした体制を、じっくり時間をかけて築いてきたことで、納品率の向上や、在庫の減少など、経営効率は格段に高まり、関係会社は大幅なリスクの低減に成功しています。

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