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【タビオの「いろは」 vol.2】ふ-えき-りゅう-こう【不易流行】
みなさんの勤め先や学校には、自分たちの間でしか通用しなかったり、他ではあまり聞かない言葉ってありませんか?なにかの略語だったり、特定の誰かやなにかを指す言葉だったり、独特の言い回しだったり、合言葉だったり…。
靴下専業メーカーであるタビオには、社内でしか使わない(?)けれども、わたしたちが大切に思っていることを的確に(時には逆説的に!)言い表した、たくさんの言葉で溢れています。タビオのことをもっと良く知ってもらいたくて、それを紹介していきます。
ふ-えき-りゅう-こう【不易流行】
何があろうと変わらないもの、変えてはならないもの(不易)がある一方で、
状況により変わっていくもの、あるいは変えていかなければならないもの(流行)がある。
しかも、その両者の根本は一つだ — 紀行文「おくのほそ道」で知られる松尾芭蕉が説いた理念で、タビオでは企業方針に掲げています。
「???」という方のために、靴下に置き換えてみましょう。
足にはく実用品である以上、はき心地を無視した企画はできません。
一方では、目に触れるファッション品でもある以上、その時々の流行と無縁では手に取ってももらえません。その両方の性質をバランスよく備えてこそ、皆さんに愛される靴下になれるというわけです。
ただ、「流行」は肌で感じられても、原理原則ともいうべき「不易」を会得するには、一生懸命学ぶ必要があります。それだけにまた、「流行」は確かな原則=「不易」に基づいてこそ、初めて価値を生むともいえるのです。
「何事も原理原則に基づき、しかも流行の最先端を走れ」
タビオという企業の在り方を自問し続ける上で、とても大切な言葉なのです。