純喫茶で旅を。

読むと思わず、純喫茶を訪れたくなる…
毎日履く靴下のように、人々の日常にそっと寄り添う
各地の名物純喫茶をご紹介します。

Tabio西日本店舗にて販売し、大好評をいただいた
純喫茶コラボソックス。
それぞれの喫茶店の特徴的なモチーフを刺繍にし、
とっても素敵な靴下を作りました。
今回は、純喫茶コラボ第1弾となる
「喫茶ソワレ」さんにインタビュー。

「喫茶ソワレ」は名物のゼリーポンチをはじめ、色鮮やかで美しいメニューが人気の喫茶店です。
「ソワレ」とはフランス語で「夜会・素敵な夜」という意味があり、青色照明や彫刻で飾られた店内はその名の通り"深海の舞踏会"のようです。
 

- 喫茶ソワレの歴史 -

戦前、女性向け雑貨商を営んでいた初代。
お店に来てくれたお客さんに振る舞っていたコーヒーが好評だったことから、1948年京都河原町で喫茶店を始めました。
 

- 内装について -

「葡萄畑があるような田舎の教会」をイメージし選ばれた装飾品や内装の数々。
窓辺には象徴的な葡萄ランプだけではなく、ウィリアム・モリスの葡萄デザインのカーテンが飾られるなど、徹底して作り上げられた世界観は思わず息をのむ程です。

「女性がより綺麗に見える灯りを」という想いから取り入れられた青色照明。特に1階奥の席がより肌が綺麗に見えるとのことから、お見合いの場に使われていたそうです。
 
真っ白な壁と、青や紫に照らされた装飾がよく似合います。
「数年前に店内を禁煙にしたため、壁の白さを綺麗に維持できています。喫煙可の時代は塗り替えが大変だったんです」と、3代目の下山さんが裏話を教えてくださりました。

雨がしとしと降る2月後半、取材に訪れました。
2階の窓からは立派な桜の木が。
少しふくらんだ蕾に雨粒がしたたる様子は、内装と相まってまるで映画のワンシーンのよう。

玄関近くに飾られた、カップ&ソーサーの数々。
他の場所と違い、暖色の光に照らされた様子はまた違った趣があります。

BGMが流れない落ち着いた店内では、お客さん同士の会話の声がBGMのように心地よく聞こえます。
 
 

- 喫茶メニューについて -

名物の5色ゼリーは、"若い女性にも来店してほしい"という願いを込め1975年頃に考案されました。
 
それまでは赤1色の「ゼリーワイン」を提供していました。
「大人の文化として喫茶店が好まれた時代の、仕事帰りのサラリーマンや年配の方に向けたメニューでした。」

今回の刺繍モチーフとなったゼリーポンチフロートをいただきました。
サイダーのスッキリ感と懐かしい甘さのゼリーが、上に乗ったバニラアイスととても良く合います。これからの暑い季節におすすめ、さっぱりといただけるデザートです。
 

- 喫茶ソワレ×Tabioコラボソックス-

今回の「喫茶ソワレ×Tabioコラボ」では、店内をイメージしたブルーカラーの靴下にゼリーポンチフロート・ソワレロゴをそれぞれ刺繍しました。こちらの靴下を履いて、ぜひ喫茶ソワレにお出かけしてみませんか?
 

ご好評につき、完売いたしました。

喫茶ソワレ×
Tabioコラボソックス
(オリジナルコースター付)

各 ¥1,430

 

- 純喫茶コラボソックスについて -

2023年に創業55周年を迎えたタビオ株式会社は、みなさまの足元を守る靴下を作り続けてきた靴下一筋の会社です。
近年再び注目されている喫茶店文化には「人々の日常や生活に長く寄り添い、より豊かなものにする」という文化的な側面があり、タビオの「足元から人生をより豊かに」という考えに通ずるところがあります。